引きこもりの遺品整理

飲食店街であればゴキブリを見かけることはありますが、ネズミを見かけることは少なくなったように思うのは気のせいでしょうか。

ネズミは人の気配がするところに出てくることは少ないので、そもそも見かける頻度は少ないかもしれないので、最近の若い人はミッキーマウスなどのイメージから可愛いと思っている人も少なくありませんが、本物の目済みには遭遇したくはありませんよね。

先日、遺品整理の見積に伺った家なのですが、依頼者は世話好きそうなお婆ちゃんで、敷地の中に3軒も家が立つほど広い土地を持っており、その地域では有名な地主みたいです。

簡単に挨拶を済ませると、お婆ちゃんが離れの家を案内してくれて、木造の平屋だったのですが、建物に近づくにつれて異臭が強くなるのを感じ、そこに住んでいたのは案内してくれたお婆ちゃんの弟さんらしく、小さい頃から引きこもりをしていたようです。

30年くらい前から引きこもりが一層強まり、姉であるお婆ちゃんの顔を見ると逃げていってしまうような人だったようです。

離の室内には誰も入ることを許されず、無理に入室すると手が付けられない程に大暴れするので、弟さんが孤独死するまでお姉さんも入ったことがないようです。

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ネズミと一緒に暮らしてい

引きこもりというと、現代の社会が生み出した現代病のように言われていましたし、私自身もそのように意識していたのですが、そんなに昔から引きこもりをする人がいたことに驚きました。

食事はお婆ちゃんが作ったものを決められた場所に置いておき、こっそりと取りに来て食べていたようで、この3日間、食事をした形跡がないために警察に自宅まで来てもらって、一緒に中に入ったところなくなられていたのを確認したとのことでした。

お婆ちゃんは、弟はネズミと一緒に暮らしていると言っても過言ではないくらい酷いとおっしゃるので、様々な現場を体験してきた私は、恥ずかしくなるかもそれませんが、弟さんのような人も多く、実際に立会ってきましたので安心してくださいと声をかけたのですが、見積をしに部屋に入ったとき、なんとも言い難い衝撃と苦しさに襲われました。

畳は腐っていますし、ねずみが住み着いている穴が数ヶ所見つかり、臭いも死臭の方がまだましではないかと思うほどで、10分以上は連続してい続けることは出来ませんでしたが、お婆ちゃんも耐え難かったので私の会社に依頼をしてきたわけですし、遺品整理の仕事は好きとか嫌いでは選ぶことはできません。

たとえ皆が嫌がることでも、誰かがやらなければなりませんので、そこに仕事のやりがいもあり、他の仕事には負けないくらい感謝されることも多く、やり遂げた時のお礼の言葉は何者にも代え難いものなのです。